安倍姓 安倍氏(第三庶流)

尸は「朝臣」、中世に家領の郷名をとり、嶋田や清水を俗称としたことがある。名乗通字は「季」、篳篥を修業とし、桃山江戸期にわたり、笙、神楽人長、右舞を兼ねる流派も出た。

日本雅楽相承系譜(雅家篇)-平出久雄編-


あべすえみち
●安倍季干

 生歿:1745〜1796 (52)
(延享2年4月23日〜寛政8年10月11日)
 実父:安倍季任(三男)「安倍氏本家」
 実母:安倍季福女
 実子:安倍季随

   1756(宝暦6年12月21日)
    正六位下・右兵衛大志
   1764(明和元年閏12月19日)
    従五位下
   1772(安永元年12月19日)
    従五位上・左兵衛大尉
   1780(安永9年12月27日)
    正五位下
   1790(寛政2年11月18日)
    従四位下・長門守




あべすえつぐ
●安倍季随

 生歿:1777〜1854 (78)
(安永6年1月1日〜嘉永7年6月14日)
 実父:安倍季干
 実母:
 実子:安倍季梁(改:多忠恕)(養子縁組:多忠恕)
    豊原陽秋かげあき
    安倍胖秋とよあき
    安倍季騧すえとし
 養子:安倍季順(実父:安倍季度)

   1787(天明7年12月19日)
    正六位下・右兵衛大志
   1795(寛政7年5月4日)
    従五位下
   1803(享和3年2月3日)
    従五位上
   1811(文化8年12月21日)
    従五位下
   1821(文政4年11月29日)
    従四位下・肥後守
   1831(天保2年6月1日)
    従四位上
   1841(天保12年6月10日)
    正四位下
   1854(嘉永7年6月10日)
    正四位上




あべすえより・すえおさ
●安倍季順

 生歿:1835〜1854 (20)
(天保6年10月23日〜安政元年10月21日)
 実父:安倍季度(次男)
 義父:安倍季随
 実母:書博士賀茂胡保女
 養子:安倍季萬(実父:薗廣邑)

   1846(弘化3年6月16日)
    正六位下・右兵衛大尉
   1854(嘉永7年3月7日)
    従五位下・周防守
   1854(嘉永7年6月14日)
    養子縁組:安倍季随




あべすえつむ
●安倍季萬
(季万)
 生歿:1850〜1862 (13)
(嘉永3年〜文久2年)
 実父:薗廣邑(三男)※1
 義父:安倍季順
 実母:




あべすえなつ
●安倍季夏

 生歿:1856〜1860 (5)
(安政3年〜万延元年12月26日)
 実父:豊胖秋とよあき
 義父:安倍季順
 養子:安倍季節
 実母:




あべすえとき
●安倍季節
(元:久村・光賞みつよし
 生歿:1837〜1926 (88)
(天保8年〜大正15年2月2日)
 実父:多久顕
 義父:安倍季夏
 実母:
 実子:安倍季朝すえとも(1875〜1896)
 養子:石山基慶もとやす(1871〜1926)

   1870(明治3年)
    伶員
   1874(明治7年)
    東上
    上等伶員・少伶人
   1875(明治8年)
    権中伶人
   1878(明治11年)
    六等伶人
   1884(明治17年)
    雅楽手
   1888(明治21年)
    退官
   1896(明治29年)
    伶人(復職)
   1909(明治42年)
    楽師
   1914(大正3年)
    退官




あべすえよし
●安倍季巌

 生歿:1904〜1986 (81)
(明治37年〜昭和61年3月18日)
 実父:石山基慶
 実母:
 実子:安倍季昭すえあき(他道)
    安倍季昌すえまさ(1943〜)
    安倍季典すえのり(1948〜)
 担当:篳篥
 特記:蘇志摩利・胡徳楽・埴破等の再演を指導

   1921(大正10年)
    楽師
   1959(昭和29年)
    楽長
   1969(昭和44年)
    日本芸術院会員
   1970(昭和45年)
    退官・昭和50年まで顧問





あべすえまさ
●安倍季昌

 生歿:1948〜 
(昭和18年〜)
 実父:安倍季巌(次男)
 実母:
 実子:
 担当:篳篥・箏・右舞
 特記:三田徳明雅楽研究会特別顧問。
    日中韓雅楽研究学会会長。
 著書:『雅楽がわかる本』(たちばな出版)
    『絵で読む楽家録』(書肆フローラ)


   1956(昭和31年)
    楽部入部
   1965(昭和40年)
    楽師





注釈)
人名のよみは主に、「日本雅楽相承系譜(楽家編)-平出久雄-」(日本音楽大事典所収)にしたがった。


※1...芝祐泰「雅楽通解-楽史遍」より。
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