音名

■音名と表記

 音名とはオクターブ内の音を区別するもので、オクターブ離れた音は同じ音名で呼ばれます。
一般的に使われている「ドレミファソラシド」はイタリア語式での音名表記ですが、ポピュラー音楽では主に「C D E F G A B(H)」の英語式音名を用います。またクラシック音楽や吹奏楽では、通常ドイツ語式音名が用いられています。

●変化記号

 記譜された音には♯や♭などの変化記号が付けられていることがあります。

・♯(シャープ)...嬰(エイ)記号と呼び、半音高くなる。
・♭(フラット)...変(ヘン)記号と呼び、半音低くなる。

▼主な音名表記
イタリア式 日本式 英式 ドイツ式
Do C ツェー
C
Do♯ / Re♭ 嬰ハ / 変ニ C# / D♭ チス / デス
Cis / Des
Re D デー
D
Re♯ / Mi♭ 嬰ニ / 変ホ D# / E♭ ディス / エス
Dis / Es
Mi E エー
E
Fa F エフ
F
Fa♯ / So♭ 嬰へ / 変ト F# / G♭ フィス / ゲス
Fis / Ges
So G ゲー
G
So♯ / La♭ 嬰ト / 変イ G# / A♭ ギス / アス
Gis / As
La A アー
A
La♯ / Si♭ 嬰イ / 変ロ A# / B♭ アイス / ベー
Ais / B
Si B ハー / ツェス
H / Ces