近親調


■近親調

ある調にとって近く感じられる調を「近親調」または「関係調」といい、これらにはいくつかの種類があります。

●平行調

例えば、ここにCメジャースケールの曲があったとします。そしてまた、Aマイナースケールの曲もあったとします。この2つの「調」は同じ調号で表されます。

このような関係を平行調といいます。近親調には平行調の他、いくつかの種類があるのですが、まずはその代表である、「平行調」を押さえておけば良いと思います。


▼平行調一覧



      #系の調号とそのスケール
Ex43
      ♭系の調号とそのスケール
Ex42


※ちなみに、遠く感じられる調は「近親調」に対して、「遠隔調」といいます




●転調(モジュレーション)

曲の途中で、ある調が他の調に変化することを転調といいます。
五線上、転調する部分にはダイバーラインと新たな調号が記されます。
ただし、平行調への転調の場合は調号が同じため、それを変える必要はありません(例:Cメジャー→Am)。
また、一時的な転調の場合にも、調号を変更せずに臨時記号(#♭等)を多用して記譜することがあります。



▼ポピュラー音楽では、転調の際の調号の変更は、次のように示されています。



●移調(トランスポジション)

ある曲のメロディーやコード(和音)を必要に応じて、そっくりそのまま他の調に移すことを移調といいます。音符の長さに変化はなく、音の高さのみが平行に上・下の変化をします。