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舞人 | 装束 | 曲姿 | 番舞 |
四人 | 金縁の裲襠装束 | 中曲・新楽 | 打球楽 |
埴破(はんなり)は高麗楽の壱越調に属する楽曲で、別名金玉舞・登玉舞・弄玉舞の別名を持っています。
楽曲の由来は不明です。「進蘇利古」という舞楽の演奏でも用いられる楽曲です。
曲姿は中曲で、四拍子・拍子六・新楽の舞人は4人です。番舞は「打球楽」。
舞人は、金縁の裲襠装束に萌葱(もえぎ)色の袍で、巻纓(まきえい)に老懸(おいかけ)をつけた末額冠(まつこうのかんむり)を着用する、この曲専用の装束を着用して舞ます。
埴玉(はにだま)という五色に彩られた玉を、初めから左手に持って舞いますが、古くは埴の玉(陶土製)を懐に入れて舞い、途中で取り出して破るという舞振もあったようです。
〜※〜舞楽演奏時のプログラム〜※〜 | |||
出時 | ○意調子又は狛調子 (いちょうし・こまじょうし) | . | 前奏曲 |
○仁和楽 (こまぼこ) | 四拍子・拍子六 | 舞人が順次登場して、出手(ずるて)を舞う | |
当曲 | ○仁和楽 (こまぼこ) | 四拍子・拍子六 | . |
入時 | ○当曲の連吹 | 四拍子・拍子六 | 舞人は順次退場し、吹止 |